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Week 7 ATL at MIA




5連敗中のドルフィンズ、連敗ストップの可能性が高かったホームでの対アトランタファルコンズ戦ですが、試合終了と同時に決勝FGを決められて28−30で惜敗、連敗はさらに伸びて6となりました。まあ、ここまでくると今シーズンの勝ち負けはほとんど問題がなくなりましたが、それでも勝ってほしかった。


内容については2つのターンオーバーを除いてはそれほど悪くはなかったと思います。今シーズンはとにかくやることなすことがすべて上手くいかないというか、昨シーズンがよすぎたというか、どちらかわかりませんが試練のシーズンなんでしょうかね。


第4Qに14−27となった時にはそのままズルズルといって敗れてしまうのではないかと思いましたが、そのと14点を連取して逆転したことは素晴らしかったと思います。欲を言えば最後のTDはもう少し時間を使い切ってからTDを取ればあるいは最後に逆転されることはなかったのかもしれませんが、今のドルフィンズとQBトゥア・タゴバイロアにそんな余裕はなかったでしょうね。ちなみに目立たなかったんですが、ファルコンズの選手が怪我をしたとして意図的に時計を止めたシーンがあったんですが、あんなのは反則をとってもいいのではないかと思いましたが。


オフェンスはランとパスでトータル400ヤード超えでファルコンズを上回りました。ランプレーも132ヤードと結構出てましたし、3rdダウンコンバージョンも11回中7回成功で63.6%、それでも勝てなかったというのはターンオーバーが致命傷だったということでしょうが、FGのミスも痛かったです。FGに関しては今シーズンあまり安定感がないのでこれからの不安材料ですね。ただ、これも昨シーズンがよすぎたんでしょうかね。


タゴバイロアはパス40回投中32回成功で291ヤード獲得、自己最多の4TDパスを記録してQBレイティングは109.5、パス成功率80%という素晴らしい内容だったと思いますが、それだけに2つのインターセプトが悔やまれます。1つ目は決め打ちのTEへのTDパスをディフェンスがカバーしているのに投げてしまったというもの、そして2つ目はQBサックを避けるために無茶投げをしたというもので、いずれもやってはいけないミスでした。そういうミスを犯してしまうのは新人QBがやりがちのミスですので、これを反省材料としてしっかり学んでほしいです。


ただ、そういうとっさの判断力というのは経験である程度なくなってくるものでしょうが、天性のものでもあると思うので、そういうところが欠如しているというのはやはり将来のフランチャイズQBとしての特性に疑問が持たれているところなんでしょうか。この敗戦で一層デショーン・ワトソンのトレード話が活発化してきそうです。


しかしタゴバイロアの特に第4Qに逆転した時のプレー内容は素晴らしかったんですが、疑問が残るのはなぜ試合前半に短いパスばかりを投げさせ続けたのかということです。これは先週の試合でもそうだったんですが、試合前半には短いパスばかりを投げさせていました。しかし得点差をつけられると仕方なく長いパスを投げさせるんですが、それが結構効果を発揮しています。そういうパスを前半から投げていれば相手ディフェンスも守りにくいでしょうし、もっと得点チャンスがあったと思います。そのあたりはプレーコールに疑問が持たれるところですが、本当にどういう意図があるのか謎ですね。


これでドルフィンズは1勝6敗、しかも冷静に見たら開幕戦の対ニューイングランドペイトリオッツ戦でも最後の最後でラッキーなターンオーバーで逃げ切っていますからもしかしたら負けていたかもしれません。そう考えると実質的には7戦全敗と言ってもいいかもしれません。さらに来週はバイウイーク明けのバッファロービルズと敵地で対戦ですから、こんなことは言いたくないんですが、勝てる可能性はほぼゼロだと思います。


今シーズンはスッキリとした勝利がいまだにないのでファンとしてはフラストレーションが溜まる一方なんですが、残りのシーズンで若い選手が経験を積んで来シーズンに活かしてくれたらいいと思います。特にこの試合ではファルコンズのディフェンスがよくなかったとしてもドルフィンズのオフェンスはよかったし、ディフェンスもそれほど酷くはなかったと思います。それでも勝てないのはやはりコーチングが上手くいっていないということでしょうから、その面ではシーズン中の修正は難しいでしょう。個々の選手の活躍に期待するしかないでしょうね。


次の試合、タゴバイロアにとっては因縁の相手ビルズとの対戦です。どんなプレーをしてくれるのか、またできるのか注目して見てみたいと思います。

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