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執筆者の写真dolphin-one

Week 3 MIA at JAC




ドルフィンズの今シーズン唯一のプライムタイムゲームとなった対ジャクソンビルジャガーズ戦でしたが、予想に反してドルフィンズがほとんど危なげのない素晴らしい勝利、しかも18点差をつけての快勝でした。


ジャガーズも今シーズンは開幕から1勝1敗で内容的にもドルフィンズよりも状態はよかったので、この試合ももしかしたら危ないのではないかと思っていましたが、オフェンス、ディフェンス共によかったと思います。


試合のポイントはいくつかありましたが、個人的に注目したいのは第2QにあげたQBライアン・フィッツパトリックからTEマイク・ガセキへのTDです。


第1Qにドルフィンズがいきなり2TDを記録して14点を先取したんですが、その直後第2Qに入っていい形でTDを返して7点差に迫りました。その直後のドルフィンズの攻撃だったんですが、ここで抑えられてしまうとジャガーズ側に試合の流れが行ってしまいそうなところでした。


しかしここでドルフィンズは反則での罰退がありながら4thダウンギャンブルを成功させるなどでボールを進めてTDへと結びつけて再び14点差をつけることになりました。この結果がこの試合の流れの中で非常に大きかったと思います。


ドルフィンズのオフェンスは試合開始から絶好調と言ってもよく、フィッツパトリックは自身キャリア最高となる12回連続でパスを成功させるなど素晴らしい内容でした。ランプレーもある程度出ていたのでそれも助けになったと思います。


その結果ドルフィンズは最初の3回のオフェンスシリーズをすべてTDに結びつけたわけですが、それが試合の中でも紹介されていましたが、2011年シーズン以来のことのようです。2011年シーズンといえば、まだHCトニー・スパラノ時代のことであり9年ぶりです。その間いかにドルフィンズのオフェンスが弱かったのかということが証明されますね。


ちなみに10点以上の差をつけて勝利したのも2017年シーズン以来ということですから、本当に久しぶりに安心して見ていられた勝利でした。


後半オフェンスは失速気味だったんですが、ジャガーズの反撃をディフェンスがしっかりと抑えてくれました。ディフェンスに関しては過去2試合あまりよくなかったのでこの試合でも不安感はありましたが、パスカバレッジをへんこうしたのか、ある程度は立て直しができたと思います。


ただし、相変わらずランプレーを止めるのには苦労していますし、ジャガーズのオフェンスが低調だったこともあるのでその分割り引いて考えなければいけません。ただ、それにしても全体的にディフェンス面での向上は見られた内容だったと思います。パスラッシュも試合途中からよく効くようになったと思います。


あと欲を言えばオフェンスでランプレーがもう少し出せたらいいと思います。この試合では前半で91ヤード走っていたのに後半では47ヤードと半減しました。それに伴ってか1stダウン更新数も後半はわずか6回と激減、強いチーム相手だったら逆転されている可能性は高いです。


2年目のRBマイルズ・ガスキンがトレーニングキャンプからの好調さを維持しているのが救いですが、移籍組のマット・ブレイダ、ジョーダン・ハワードの2人がもっと走ってくれないとこの先厳しいでしょう。まあこれはオフェンシブラインの成熟度が未完成だということも影響しているでしょうけどね。


まあ、なにはともあれ1勝して開幕3連敗は免れました。しかしこの先強豪チームとの対戦が続きますので果たしていくつ勝てるのか、少なくとも5割ぐらいの勝率を期待したいのですがどうでしょうかね。

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