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  • 執筆者の写真dolphin-one

Week 17 MIA at BUF Preview



マイアミドルフィンズの2018年シーズンの最終戦は敵地での対バッファロービルズ戦です。7勝8敗のドルフィンズと5勝10敗のビルズ、共にすでにプレーオフ進出争いからは脱落し、この試合は消化試合となっています。


ドルフィンズはこの試合に敗れると2年連続の負け越しが決定するので、勝って8勝8敗の勝率5割でシーズンを終了したいことろでしょう。ただし、この試合の勝利により得るものはほとんどなく、逆に負ければ来年のドラフト順位が上がって有利になるという意味もあります。


HCアダム・ゲイスはこの試合の先発QBとしてライアン・タネヒルを起用する意向があるようです。そのタネヒルですが、すでに来シーズンの戦力外であるという報道がいろいろなメディアなどで報じられており、この試合がドルフィンズの選手として最後の試合になるのではないかとも言われています。


タネヒル自身は来シーズンだけでなく引退するまでドルフィンズでプレーしたいという希望を持っているようですが、今シーズンの内容からすればそれは非常に難しいと言えます。仮にこの試合で素晴らしいパフォーマンスを発揮してチームを勝利に導いたとしても、来シーズンの先発QBとしての地位が確約されるわけではありません。


タネヒルに関しては肩の怪我から復帰した後のパフォーマンスが非常に重要だったんですが、結果を残すことができていません。勝敗こそ2勝2敗なんですが、その2勝もほとんど負けに等しい勝利で、タネヒル自身の成績も先発QBとしては不合格の内容でした。


ビルズとの前回の対戦でタネヒルは復帰したわけですが、その試合でパス24回投中16回成功で3TDパスを記録したものの獲得ヤード数はわずか137ヤードでした。試合終了間際にビルズの反撃を受けたドルフィンズでしたが、最後にビルズQBジョシュ・アレンからTEチャールズ・クレイへのパスがわずかに届かなかったために辛くも21−17で逃げ切っています。


オフェンスはNFL31位と低調なビルズですがディフェンスは同2位、パスディフェンスも同1位と強力です。加えてビルズのホームゲームということで、タネヒルにとっては非常に厳しく、過去ビルズのホームでは4回対戦していますがすべて敗れています。この試合でもタネヒルはビルズのディフェンスに苦しめられるのは間違いないでしょう。


さらにタネヒルにとって苦しいのはランプレーが抑えられるだろうということです。エースRBフランク・ゴアが怪我で欠場しており、ドルフィンズは先週の対ジャクソンビルジャガーズ戦でもゴアがいなかったためにランオフェンスがわずか62ヤードしか出せていません。今回も同じような状況が予想されるので、タネヒルにかかる負担はさらに大きくなりそうです。


この試合がドルフィンズでの最後となるのはタネヒルだけではないでしょう。すでにマイク・タネンバウムは解任されることがほぼ間違いないようですし、ゲイスも例外ではありません。現時点ではゲイスは残留することが濃厚と言えますが、この試合の結果いかんではどうなるかわかりません。


個人的には勝っても負けてもコーチ陣は一層してもらいたいと思っています。オフェンス、ディフェンス共にNFL30位という現状はチーム史上最悪です。あの2007年の1勝15敗のシーズンでさえそこまで落ち込んでいませんでした。この現状に対して誰も責任を取らないというのは明らかにおかしい。ゲイスとOCドウェル・ロゲインズ、DCマット・バークは当然解任されてしかるべきだと思います。


まあ、人事の話はシーズン終了後になりますので、試合については純粋に楽しみたいと思いますが、ファンとしてはシーズン最終戦でスッキリとした形で勝って終わってもらいたいと思います。ただ、現実には厳しいでしょうし、下手をすると大敗するかもしれません。でももしそうなればチームを本格的に立て直す大きなきっかけになるでしょう。とても悔しいし残念なんですが、中途半場に変わるよりはそれが一番いいのはないでしょうか。

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