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Week 16 MIA vs JAC Preview



マイアミドルフィンズにとって今シーズン最後のホームゲームはジャクソンビルジャガーズとの対戦となります。ドルフィンズは現在7勝7敗でプレーオフ進出への可能性をわずかに残していますので、この試合は絶対に負けられない試合となります。


一方のジャガーズは現在4勝10敗ですでにプレーオフ進出の可能性はなく、AFC南地区で最下位となっています。昨シーズンは10勝6敗で地区優勝、そしてプレーオフではAFCチャンピオンシップまで勝ち上がったんですが、1年でまったく違うチームとなっています。


ジャガーズはスタートは4試合で3勝1敗とよかったんですが、その後の7連敗で一気に沈んでしまいました。先発QBもブレイク・ボートルスからコディ・ケスラーに変わっています。過去3試合では1勝2敗ですが、得点は合計で28点と低調、特に先週の対ワシントンレッドスキンズ戦ではケスラーはパス獲得ヤード数がわずか57ヤードで、自身が記録したラン獲得ヤード数68ヤードの方が多かったという結果となっています。


ドルフィンズの方も先週の対ミネソタバイキングス戦ではオフェンスが奮わず、QBライアン・タネヒルはパス24回投中11回成功で108ヤード獲得に止まり、9回のQBサックを浴びています。この試合ではトータルディフェンスでNFL6位、パスディフェンスで同2位のジャガーズディフェンスに対するわけですが、バイキングス戦同様に苦しめられることは十分考えられます。


タネヒルのパスプレーを助けるためにもランオフェンスは重要になりますが、チームトップの722ヤードを走っているRBフランク・ゴアが足を痛めて故障者リスト入りしてしまいました。バイキングス戦で75ヤードのTDランを含む123ヤードラッシングを記録した新人RBカレン・バラッジに期待がかかりますが、新人だけに安定感が懸念されます。3年目のRBケニアン・ドレイクとの併用が必須です。


またドルフィンズはディフェンスにも問題を抱えています。先発S T.J.マクドナルドが欠場濃厚、そしてLBキコ・アロンソも出場が微妙となっています。さらにバイキングス戦を欠場したCBザビアン・ハワードも練習に復帰しているものの、この試合の出場は当日になってみないとわかりません。


マクドナルドの穴は誰が埋めるのか。一応練習生だったSモーリス・スミスをロースターに加えていますが、新人のDBミンカー・フィッツパトリックがマクドナルドの代わりを務めるのが順当と言えますが、そうなるとCBのポジションが手薄になります。どちらにしてもディフェンスバックが苦しくなることは間違いないでしょう。


ただし、ドルフィンズとしてはジャガーズのパスプレーよりもランプレーを警戒すべきでしょう。ジャガーズのランオフェンスはNFL19位と決してよくないんですが、ドルフィンズのランディフェンスはさらに悪く同31位、バイキングス戦でも220ヤードのラッシングを許しています。当然ジャガーズもその弱点を突いてくると思われますので、そのランプレーが止められなければパスも容易に決められてしまうでしょう。


しかしこの試合のポイントはやはりドルフィンズのオフェンス対ジャガーズのディフェンスでしょう。タネヒルはディフェンスの強いチームには必ず苦戦しています。この試合でもランプレーが抑えられてしまうとタネヒルも苦しくなり、オフェンスが進まなくなります。そうなれば必ずディフェンスに負担がかかり、低調だったジャガーズのオフェンスを生き返らせてしまうかもしれません。


戦前の予想ですが、ホームのドルフィンズが圧倒的に有利というわけではありません。ただ、ドルフィンズはホームで6勝1敗、対するジャガーズはアウェイで1勝5敗、この数字だけを見ればドルフィンズが有利と言えますが、前述のようにジャガーズのディフェンスがポイントです。ドルフィンズのオフェンスがジャガーズのディフェンスを正面から打ち破ることができるかどうかですね。


ドルフィンズが勝利するためには序盤に得点を重ねることが絶対に必要です。そうすればジャガーズの戦意は喪失されると思います。ただしドルフィンズがなかなか得点できなかったり、接戦で試合が推移することになれば試合に敗れることも十分に考えられます。ドルフィンズとしては常にリードしていなければ苦しくなりますが、そこはやはりタネヒルの肩にかかってくるのではないかと思います。

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