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執筆者の写真dolphin-one

Week 14 KC at MIA




ドルフィンズが昨シーズンのスーパーボウル王者であるカンサスシティチーフスを迎えて行われた一戦は、序盤にドルフィンズがリードを奪ったんですがその後チーフスが連続30得点をあげて試合を決定づけたかと思われました。しかしドルフィンズは第4Qに2TDをあげるなどで追撃したものの、最後は1TD差で及ばず惜敗しました。


この試合は戦前の予想でもそうでしたが、ドルフィンズが勝てるとは思っていませんでした。第3Qに30−10と20差をつけられた時はこのまま終わってしまうのかと思いましたが、最後はよく追い上げて楽しませてくれました。負けたとはいえ見ごたえのあるいい試合でした。


試合前にRBマイルズ・ガスキン、LGエレック・フラワーズ、LBカイル・バンノイ、LBエランドン・ロバーツの4人、そして試合途中でWRデバンテ・パーカー、WRジャキーム・グラント、TEマイク・ガセキ、LTオースチン・ジャクソン、Sボビー・マッケインと先発選手が多数怪我でプレーできない状態となったんですが、よく戦ったと思います。


あと一歩及ばなかったわけですが、悔やまれるのはパントリターンTDとセーフティによる9失点でしたね。特にパントリターンTDはあれがなければその後のセーフティもなかったし試合展開が違ってきたと思います。セーフティについてはチーフスのディフェンスがよかったかもしれませんが、QBトゥア・タゴバイロアもあのような場面を切り抜ける技術をつけることが今後の課題ですね。


そのタゴバイロアですが、この試合ではパス48回投中28回成功で316ヤード獲得、2TD、1インターセプトでQBサックも4回受けています。しかしレシーバーの落球もあり、特に序盤のTDパスをパーカーがキャッチできなかったのは気の毒で、あれがTDになっていたらと悔やまれます。


しかし最後はほとんど2ndチーム以下のレシーバー陣しかいなくなったオフェンスをよく指揮して1TD差までチーフスを追い込んだと思います。最後までベストメンバーでプレーさせてやりたかったです。ただ、試合を重ねるごとにレシーバー陣とのタイミングもよくなり、プレー内容も向上していると思いますので、今後が楽しみになりました。



ただ、オフェンスの方でもっとランプレーが出せるようになることと、スピードのあるレシーバーがほしいところで、それがないとタゴバイロアにかかる負担が大きいです。それとオフェンスのプレーコールも今のままでは苦しいので来シーズンは強いオフェンスを作れるコーディネーターが必要ではないでしょうか。


ディフェンスの方ですが、バンノイとロバーツがいない状況で強力オフェンスを誇るチーフスにどう立ち向かうのか注目していたんですが、特に序盤のゲームプランは非常に上手くいったのではないでしょうか。チーフスのQBパトリック・マホームズから3インターセプト、3QBサックを奪ったのは素晴らしかったと思います。マホームズはこの試合の前までに12試合でインターセプトをわずか2つしか記録していませんでしたから。


試合前にはもしかしたら大敗するのではないかと思ったんですが、オフェンスでは1stダウン数や3rdダウンコンバージョン成功率ではチーフスを上回っており、ディフェンスでも4つのターンオーバーを奪うなど、チームの地力はかなりついてきていると思います。しかしまだプレーオフに出場してそれを勝ち抜くところまではいっていないので、今後はさらに弱点を補強して来シーズンを迎えてもらいたいです。


とはいえ、まだ今シーズンもあと3試合残っていますので最後まで楽しませてもらいたいと思います。気になるのは怪我人が多くなってきているのが不安です。残り3試合、できるだけ大きな怪我人を出さないように願いたいですね。

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