2020年シーズンの開幕戦、ドルフィンズは敵地でニューイングランドペイトリオッツとの対戦でしたが、やはり勝てなかったですね。ただ、スタジアムに観客がいないとあまり敵地という感じはしなかったです。
敗因として一番大きなものはやはりターンオーバーですかね。特に前半2つのインターセプトがなければと悔やまれますが、それよりもオフェンスにリズムがなかったというのが気になりました。
QBライアン・フィッツパトリックは決して調子がよかったとは言えませんでした。昨シーズンも開幕当初は不調で控えに降格されたんですが、昨シーズン後半があまりにも出来すぎだったというのもあるので、今シーズンはあまり期待できないかもしれません。ただ、そうなるとドラフト1巡目指名のトゥア・タゴバイロアの登場が早くなるかもしれませんが。
その他オフェンスではやはりランが上手く出ません。それがオフェンスにリズムを作れなかった要因でしょうが、新人2人が入って先発5人のうち4人が入れ替わっていますからここは時間がかかるでしょう。
それとオフェンスで気になるのはWRデバンテ・パーカーです。この試合ではハムストリングを痛めて途中でプレーしなくなりましたが、シーズン開始前にも痛めていたようなので、今シーズンは昨シーズンのような活躍は難しいかもしれません。
一方ディフェンスはペイトリオッツのオフェンスの戦術にやられた感がありました。そこはペイトリオッツがよく準備してきたということでしょう。QBカム・ニュートンの足には警戒していたでしょうが、それ以外に序盤からランプレーを止められなかったのが敗因だったと思います。
後半にTDを返した直後にすぐに引き離されたところで勝負が決したと思います。あそこで止めていればもしかしたら勝てたのかもしれませんが、オフェンスの不調を見ると難しかったでしょうかね。
トム・ブレイディがいなくなったペイトリオッツがどうなのか注目していましたが、結局ニュートンだけが目立つチームになってしまったような気がします。そうなるとかつてのような王朝は築けないのではないかと思いますが。
まあ、この開幕戦はペイトリオッツがドルフィンズの弱点を上手くついて試合の流れをつかんだということですかね。特にドルフィンズのディフェンスはペイトリオッツのディフェンスがベースになっていますから、その弱点も掌握していたでしょうし。そのあたりはビル・ベリチックの優れたところなんでしょうね。
負けたとはいえ昨シーズン序盤のようなことはなかったので今後に期待を持っています。ただ、不安なのはフィッツパトリック、そしてパーカーでしょうかね。そこが解決されないとオフェンスは苦しいでしょう。
フィッツパトリックの3回のターンオーバーは痛かったですね。11対21でしたが、あれだけ攻められて21点で抑えていたのはデフェンスが頑張っていたのと
やはり以前ほどのNEの強さがなくなってきたような気がします。今年は勝つという言うよりはドラフトで集めた選手を育成するシーズンになりそうですね。フィッツパトリックはもう少しやれそうな気がします。