新しいヘッドコーチにシカゴベアーズでオフェンシブコーディネーターを務めていたアダム・ゲイスを迎えたドルフィンズでしたが、シーズン前の評判は決してよくありませんでした。
実際にシーズンが始まってみても開幕連敗スタートとなり、第3週のホーム開幕戦でようやく初勝利をあげたもののその後も連敗し、最初の5試合で1勝4敗という無残な成績でした。
ところが、第6週のピッツバーグスティーラーズ戦でRBジェイ・アジャイが204ヤードを走って勝利すると、その勝利をきっかけに6連勝を飾りチームは勢いづきました。
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第14週の対アリゾナカージナルス戦で不運にもQBライアン・タネヒルが左ひざの靭帯を損傷してチームに赤信号が点灯しましたが、控えQBマット・ムーアが活躍し、チームは2008年シーズン以来のプレーオフ進出を果たしました。
プレーオフでは惜しくもスティーラーズに敗れましたが、NFLのヘッドコーチ1年生のゲイスがまさかここまでやるとは思いませんでした。しかも主力選手に多くの怪我人を出した状態でのプレーオフ進出はゲイスの功績は大きく評価されました。
チームに勢いをつけたのはアジャイの活躍だったと思いますが、それぞれの選手が要所要所で素晴らしい活躍を見せたことがチームの原動力となった気がしました。それだけに、特に勝利した試合はどれも印象的な試合だったと思います。