ブライアン・フローレスの後任となる新しいヘッドコーチ候補について、ドルフィンズは次の5人に面談を申し込むようです。
ブライアン・ダボール(バッファロービルズOC)
ダン・クイン(ダラスカウボーイズDC)
バンス・ジョセフ(アリゾナカージナルスDC)
マイク・マクダニエル(サンフランシスコ49ersOC)
ケレン・ムーア(ダラスカウボーイズOC)
この中でかつてドルフィンズに在籍したことのあるのはダボール、クイン、ジョセフの3人で、ダボールは2011年にHCトニー・スパラノの下でOCを務めていました。しかし13試合を消化した後に解任されています。またクインは2005年から2年間ニック・セイバンの下でDLコーチを務めていました。そしてジョセフは2016年にアダム・ゲイスの下でDCを務めていました。
そしてHCの経験があるのはクインとジョセフで、クインは2015年から2020年までの6年間アトランタファルコンズで指揮を執りました。2016年には11勝5敗の成績で地区優勝してスーパーボウルに進出しましたが、惜しくもニューイングランドペイトリオッツに敗れています。そして翌2017年にも10勝6敗の好成績でプレーオフに進出しましたが、この時はディビジョナルラウンドでスーパーボウルを制覇したフィラデルフィアイーグルスに敗れています。その後2年間はいずれも7勝9敗で負け越し、そして最後の2020年には開幕5連敗の後に解雇されています。
ジョセフは2017年から2年間デンバーブロンコスのヘッドコーチを務めました。就任前にはかなり高い評価を受けていたと記憶していますが、実際には初年度が5勝11敗、2年目も6勝10敗と成績は振るわずシーズン終了と同時に解任されました。
その他、マクダニエルもドルフィンズとは関係があります。昨シーズン開始前にドルフィンズは新しくOCを外部から招聘しようとして数人と面談しましたが、その中の一人がマクダニエルでした。結局ドルフィンズは内部の人材であったジョージ・ゴッジーとエリック・スタデスビルの2人をOCに任命しています。
唯一ドルフィンズと接点がないのはムーアですが、ムーアはアシスタントコーチとしては経験が浅く、2018年にカウボーイズのQBコーチ、その後2019年からOCを務めています。33歳と非常に若いです。
この中の誰かに決まるのか、それともまた他の人に決まるのかはわかりませんが、ドルフィンズは2005年のセイバン以来ヘッドコーチ経験のない人材を登用してきました。それで失敗したとは言えないかもしれませんが、やはり経験というのは大事だと思います。そうなるとクインかジョセフということになりますが、個人的にはジョセフはマイノリティ枠での面談だと思います。
ただ、それよりも大事なのはアシスタントコーチにどんな人材を連れてこれるかでしょうね。フローレスも結局はオフェンス部門の優秀なアシスタントを連れてこれなかったのが失敗で、1年毎にOCを代えなければいけなかったですから。そこをしっかりとできる人を選んでもらいたいですね。
そしてもしフローレスが他チームのヘッドコーチになれば現在のアシスタントコーチの多くを連れて行くと思います。特にDCジョシュ・ボイヤーは間違いなく持っていかれるでしょうね。できればボイヤーは残ってほしいんですが無理でしょうね。
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