ドルフィンズの新しいヘッドコーチ選びですが、現在6人の候補との面談が予定されています。その6人とはビック・ファンジオ、ブライアン・フローレス、エリック・ビエネミー、クリス・リチャード、マイク・マンチャック、そしてダレン・リジーです。
さらに報道では、ボルチモアレイブンズのHCであるジョン・ハーボウについて、ドルフィンズが獲得に興味を持っているという話があります。真偽のほどはわかりませんが、交換条件にはドラフト1巡目指名権が2つ必要だということで、普通に考えれば難しいところです。
ただ、これまでの動きを見ていて、個人的な希望としてドルフィンズの新しいヘッドコーチには、リジーかハーボウのどちらかに決まってほしいと思います。
その理由ですが、まずリジーの場合は選手が彼を望む声が大きいということです。WRジャキーム・グラントやRBケニアン・ドレイクといったドルフィンズの選手はもちろん、Sマイケル・トーマスやCマイク・パウンシーといったドルフィンズを去った選手、さらに元ドルフィンズのブライアン・ハートラインやジェイソン・テイラーもリジーのことを絶賛しています。
同じチームの選手だけでなく他チームに移籍した選手、そして引退した選手からも高い評価を受けているヘッドコーチ候補が他にいるでしょうか。それだけでもリジーは非常に優れた人物だと言えます。
さらに、ドルフィンズが面談を予定しているのはいずれもNFLでのヘッドコーチの経験がない人ばかりです。ドルフィンズはこれまでニック・セイバン、カム・キャメロン、トニー・スパラノ、ジョー・フィルビン、アダム・ゲイスとNFLでのヘッドコーチ経験のない人を起用してことごとく失敗してきました。その意味ではリジーも当てはまるんですが、リジーはカレッジではヘッドコーチの経験があります。
そしてハーボウについてですが、確かに2つの1巡目指名権を失うのは非常に痛いことです。ただ、ここまで落ち込んだチームを改革するためには思い切った手段が必要になります。それだけにここでハーボウに賭けてみるのも大きなギャンブルですが、中途半端なヘッドコーチを雇うよりは意味があるのではないかと思います。
1巡目指名の選手が必ず活躍するとは限らないのがドラフトですから、1巡目指名権を持っていたからといって、それで必ずプロボウラーが獲得できるとは限らないのです。近年のドルフィンズでは3巡目以下でもいい選手を獲得しています。
ドルフィンズの新しいヘッドコーチがいつ、誰に決まるのかわかりませんが、リジーかハーボウのどちらかを期待しています。ただ、仮にハーボウに決まった場合でもリジーにはチームに残ってもらいたいです。
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