およそ2週間前、深夜の交通事故で左腕を失う重症を負ったドルフィンズのDTケンドリック・ノートンがこの日病院を退院しました。
この2週間の入院中に計6回もの手術を行ったということでもその重症の度合がわかるんですが、むしろ命が助かったのが奇跡とも言えるかもしれません。しかし、左腕を失ったノートンの姿は本当に痛々しいです。
今回の事故では飲酒や薬物が原因ではなく、ノートン自身の過失だったようですが、その代償はあまりにも大きかったと言わざるを得ません。ちなみに、この負傷に関する治療にかかる費用はNFLとドルフィンズが負担するということです。
これによってノートンはもう2度とNFLでプレーすることはできませんが、まだドルフィンズのロースターに登録されたままとなっています。おそらく今シーズン中はフットボール以外の怪我ということでリザーブリストに登録されたままではないかと思われます。
ノートンはもともとドルフィンズの選手ではなく、2018年にドラフト7巡目指名でカロライナパンサーズに入団しました。シーズン中は練習生として登録されていたんですが、昨年の12月にドルフィンズと契約しました。今シーズンはドルフィンズで開幕53人のロースターに残ることを目指していたことでしょう。
今後ノートンがどんな人生を送るのかはわかりませんが、もしかしたらドルフィンズで活躍できる選手となれたかもしれないと思うと残念です。ノートンの将来に幸あることを願っています。
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