NFL.comのアナリストであるモーリス・ジョーンズ−ドリュー氏がNFL各チームの先発RBにランキングをつけています。
http://www.nfl.com/news/story/0ap3000001034041/article/ranking-all-32-rb1s-heading-into-2019-saquon-barkley-no-1
それによると、ドルフィンズの先発RBケニアン・ドレイクは32人中31位となっています。
ドレイクは昨年120キャリーで535ヤードを獲得しましたが、先発RBの座はフランク・ゴアに譲っていました。ジョーンズ−ドリュー氏によると、ドレイクはRBとして安定感にかけるというようなことを指摘しているようですし、新しいオフェンスシステムがどのように機能するのか不明であることも言っています。
シーズン開始前の最も話題に乏しい時期ですのでいろいろな順位づけとか予想をするような企画があるんですが、この時期のランキングとか予想はまったくあてにならないのであまり気にはなりません。ただ、ファンとしてはドレイクの評価が低いのは面白い話ではありません。
ドレイクについて個人的に思うことは、前ヘッドコーチのアダム・ゲイスに冷遇されていたのではないかということです。一昨年ジェイ・アジャイがトレードされた後にドレイクが先発RBとなると思っていたんですが、中途半端にダミアン・ウイリアムスと併用されていました。
ただ、そのウイリアムスも怪我で使えなくなって仕方なくドレイクを先発RBとして起用したんですが、その後の5試合では444ヤードと素晴らしい成績を残しています。
そして昨年はいよいよエースRBかと言われたんですが、ゲイスはゴアを獲得してエースRBとして扱いました。その結果ドレイクはまた控えに回されてあまり走らせてはもらえませんでした。結局ドレイクを信頼していなかったということでしょうね。
ゲイスは自分の意に沿わない選手はすぐに放出していましたし、積極的に起用しなかったりしていました。昨年のWRデバンテ・パーカーなどはそのいい例でした。ドレイクも同じような扱いだったと思います。
ただ、今年ドレイクが新しいオフェンスの下でどんなプレーを見せてくれるのかと期待しています。本人にとっても真価が問われる勝負の年だと思います。
他方、同じくNFL.comのウェブサイトで今年各チームではじめてプロボウルに選ばれる選手を予想しています。
http://www.nfl.com/news/story/0ap3000001034164/article/predicting-one-future-firsttime-pro-bowler-for-each-afc-team
それによると、ドルフィンズではLTラレミー・タンシルが選出されるのではないかと予想しています。
タンシルについては、目立たないんですが評価は決して低くない選手だと思います。NFL NETWORKのダニエル・ジェレマイア氏もSNS上で、タンシルはNFLでもベストのヤングLTであり、まもなく大きな契約を手にするだろうと言っています。
能力的にはプロボウル級の選手だと思うのですが、プロボウルの選出はチームの成績に比例するところもありますので、仮にドルフィンズのチーム成績が振るわないと選ばれないかもしれません。そういう意味ではプロボウラーというのは当てにならないんですが、オフェンシブラインの選手は数字的な記録が残りにくいのでなおさら難しいかもしれませんね。
ただ、タンシルがプロボウルに選ばれるような状況になるためにはQBのプレー内容も大きく関係してきます。ライアン・フィッツパトリック、ジョシュ・ローゼン、どちらが先発QBの座を獲得して安定したプレーをすることができるかということも大きな注目点ですね。
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