QBライアン・フィッツパトリックが2020年シーズンもプレーすることを正式に表明したようです。
昨年のフィッツパトリックは一時先発から降格した時期もあったんですが、最終的には13試合に先発出場しています。パス成功率62%、3529ヤードを投げてTDパス20個を記録、またラッシングでも243ヤードを走ってチームのリーディングラッシャーにもなっています。
加えてリーダーシップを発揮してチームを5回勝利に導くとともに、WRデバンテ・パーカーやTEマイク・ガセキといった若いレシーバー陣の成長を助けています。そうした功績が讃えられてチームMVPにも選出されました。
ただ、今年38歳となりますし、昨年はやや出来すぎの感もありましたので、2020年シーズンは成績が落ちることも十分考えられます。先発QBとしてプレーできるかどうかはまだわかりませんが、フィッツパトリック自身は若いQBの指導役も受け入れるということも言っています。
そのQBに関してですが、ドラフト予想では全体5番目の1巡目指名権を持つドルフィンズはアラバマ大学のQBトゥア・タゴバイロアを指名するという予想が圧倒的になっています。
タゴバイロアは昨年臀部を痛めてシーズン途中で欠場をしていますがドラフトにエントリーしています。ドルフィンズがタゴバイロアを指名するかどうかはわかりませんが、怪我の回復具合によっては他のQBを指名するか他ポジションの選手を指名する可能性もあるでしょう。
こればかりはドラフト当日になってみなければわからないんですが、タゴバイロアには昨年の怪我だけではなくて過去にもいろいろと故障歴があるようで、その部分が気になります。また仮に指名して入団させたとしても当分はリハビリで試合には使えないかもしれません。
個人的にはドラフト上位ではオフェンシブラインの選手を指名してほしいんですが、その一方でフランチャイズQBとなれる選手も魅力的ですし、本当に難しいところだと思います。ただ、昨年大怪我をしたタゴバイロアが、それでもドラフト上位で指名されると考えられているということは、怪我のリスクがあったとしても卓越した実力を持っているという証明にはなっているのではないでしょうか。
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