2017 Season Review：クォーターバック

ジェイ・カトラー　266-429 2666yds 19TD 14INT

マット・ムーア　78-127 861yds 4TD 5INT

ライアン・タネヒル　故障者リスト入り

2017年シーズンを迎えるにあたって最大の懸念材料は、前年12月にひざを負傷したＱＢライアン・タネヒルでした。しかしそのタネヒルは８月に再びひざを負傷して今シーズンのプレーが絶望となりました。

タネヒルの負傷により、ドルフィンズは引退していた元シカゴベアーズのＱＢジェイ・カトラーを復帰させて先発として起用することになりました。ベアーズ時代にＨＣアダム・ゲイスの下でキャリアベストの成績を残していたカトラーには期待を抱かされました。

しかし、引退していたための練習不足と初めてのチームでの調整不足などからか、そのプレー内容は不安定なものでした。良い時と悪い時がはっきりとしていて、そのせいもあってチームを思うように勝利に導くことができませんでした。さらに、シーズン中には肋骨の怪我と脳しんとうのために２試合を欠場するなど、結局キャリア２番目に悪い成績に終わりました。

控えＱＢのマット・ムーアはカトラー欠場を受けて先発した２試合では酷い内容で敗れています。しかし、試合途中から出場した２試合ではいずれもＱＢレイティング100を超える内容で持ち味を発揮、10月22日の対ニューヨークジェッツ戦ではチームを逆転勝利に導きました。